マガジンのカバー画像

ENGINEER TECH BLOG

95
ウイングアーク1stのエンジニアによるテックブログです。 アーキテクトを担うITエンジニアメンバー(社員)が、かわるがわる「ものづくり」のナレッジやそのソース、TechのHow…
運営しているクリエイター

#生成AI

2024年、ウイングアークエンジニアによるテックブログは続きます。

2024年、ウイングアークエンジニアによるテックブログは続きます。

皆様こんにちは!! ウイングアーク1stで、CTOに就任している島澤 です。2022年の夏からスタートしたテックブログも約2年、60以上のテック関連記事をnoteで公開できました。

昨年の出来事といえば、そんなテックブログを発信しているクリエイターのアーキテクトメンバーが集うイノベーションラボを、東京の秋葉原に2023年12月に開設しました。

ラボにはこのテックブログで執筆しているメンバーも常

もっとみる
ローカルLLMでメモ検索試してみた

ローカルLLMでメモ検索試してみた

はじめに巷ではどこもかしもこ生成AIの話題で盛り上がってます。私の部署でもLLMを利用していきたいという話が上がりこれから準備を進めていく流れになってます。
私自身ChatGPTやGithub Copilotを軽く触った程度しかなく踏み込んだ使い方は全然わかっていないので、今回はLLMを用いて社内文章検索(PC内にある自分のメモファイル検索)をやってみようと思います。

目指すシチュエーションLL

もっとみる
生成AIの能力をどう評価するか? ~激化するLLM競争を正しく見極めるために~

生成AIの能力をどう評価するか? ~激化するLLM競争を正しく見極めるために~


はじめにはじめまして、ウイングアーク1stのこへもこと申します。
今回の記事では、大規模言語モデル(LLM: Large Language Models、以後LLM)の性能評価の裏側を紐解いていきたいと思います。

生成AI(Generative AI)、特にLLMの進化は目覚ましいものがあります。GPT-4o, Claude 3, Gemini 1.5, command R+など数々のモデルが

もっとみる
生成AIのWebAPI料金を比較してみた  ~OpenAI、Anthropic、Google、Cohereの料金体系とコンテキストサイズを解説~

生成AIのWebAPI料金を比較してみた ~OpenAI、Anthropic、Google、Cohereの料金体系とコンテキストサイズを解説~

はじめして。WingArc1stで働いているエンジニアの🗻🌸(ふじさくら)と申します。

近年、自然言語処理の分野で大きな注目を集めている生成AI(Generative AI)は、与えられたプロンプトに基づいて、文章、画像、音声などのコンテンツを生成することができます。特に、Large Language Model(LLM)と呼ばれる大規模な言語モデルは、その性能の高さから、様々な業界で活用が

もっとみる
ChatGPTとの連携を考えてみる③

ChatGPTとの連携を考えてみる③

はじめに昨年11月のOpenAI DevDayにて、前回投稿したCode Interpriterも本家API(Assistant API)のみで利用できるようになるなど、ChatGPTの機能追加が連打されました。中でもGPT-4 with vision(以降「GPT-4V」)は、遂に画像の認識も可能となり、いよいよマルチモーダルの本領が表れたと言えます。

一方、後を追うように、Googleも12

もっとみる
Stable Diffusionの利用を考えてみる①

Stable Diffusionの利用を考えてみる①

はじめにテックブログを書かねばならないとき、ネタを何にするか皆さん悩まれるかと思います。
昨今で最も世の中を賑わせている技術といてば生成系AIでしょうか。世間では業務への利用やAPIを利用したサービス開発やエンハンスメントの話題まで耳にするようになっています。弊社でも一部でこのような動きはあるようですし、このテックブログでもChatGPTは既に取り扱われています(しかも①、シリーズネタ!素晴らしい

もっとみる