記事一覧
2024年、ウイングアークエンジニアによるテックブログは続きます。
皆様こんにちは!! ウイングアーク1stで、CTOに就任している島澤 です。2022年の夏からスタートしたテックブログも約2年、60以上のテック関連記事をnoteで公開できました。
昨年の出来事といえば、そんなテックブログを発信しているクリエイターのアーキテクトメンバーが集うイノベーションラボを、東京の秋葉原に2023年12月に開設しました。
ラボにはこのテックブログで執筆しているメンバーも常
Web3は哲学です!?Web3とは何だったのか
覚えていますか、Web3のこと?いなくなってしまった技術たちのこと、時々でいいから・・・思い出してください。
いや、まだ異界送りされていない。世間はAIの話題ばかりで、ほとんど聞かなくなりましたが、たぶん完全にいなくなってしまうこともない。ただし、一般層へ普及するかは今が正念場という気がします。
来るかもしれない未来に備えて、あるいは自分(あなたも含めて)がその未来を作るために、Web3の今後につ
分散処理環境について考えた事(レガシーな機械学習ジョブとの共存)
はじめまして!ウイングアーク1st の ehal と申します。日頃、お客さんに生成・識別 AI を透過的に活用してもらう方法について考えております。
AI モデルをのチューニングをされた事はありますか?最近の AI ベンダー各社から提供されているサービスでは、使用するモデルのドメイン適応したいデータをアップロードして、良しなにしてもらう方法が有りますので、それを活用して使用したい方面に特化したモ
社内マニュアルの迷子を解消するAIチャットボット:開発からテストまでの道のり
はじめに業務効率を改善するために、生成AIを導入する企業が増えていますが、皆さんの会社ではどのように取り組んでいますか?業務が複雑化する中で、手作業での対応に限界を感じていませんか?生成AIは、そのような課題を解決する強力なツールです。生成AIはさまざまな業務で有効に活用されています。
プログラムのソースコード生成や修正
売り上げデータやログファイルなどのデータ解析
打ち合わせなどの音声デー
デプロイ失敗から Git のタグが2種類あることを知った話
はじめに開発エンジニアのくっしーと申します。猫が好きです。
クラウド製品の開発チームで、インフラ構築や CI/CD に関わっています。
この記事では Git タグの種類と仕様について、
デプロイ時の失敗談を交えながら紹介します。
この記事の中に、少しでもお役に立てる内容があれば幸いです。
この記事で伝えたい情報(忙しい人向け)Git のタグは下記の2種類がある。
lightweight タ
初心者の時につまずいた除算の動作をJava言語仕様で確認
あいさつに代えて7月末に福岡県に行ってきました。帰りに乗るはずだった飛行機が欠航になった為、代わりの飛行機に乗るまで半日時間が空くことになったので、JR博多シティにある映画館で過ごしました。
今回の画像は、映画館にある待合スペースの「トレインビュー」から撮影したものです。
Java言語仕様とはJava言語仕様(The Java Language Specification)とは、その名の通りJ
Python3.13で登場したGIL無効化オプションを試してみた
概要Python3.13からはGILを無効化してマルチスレッドプログラムが複数のコアを使用して動くモードが試験的に導入されています。
GIL(Global Interpreter Lock)とは、Python(正確にはCPython)がスレッドセーフで安全に動作するために導入されているメカニズムです。
Pythonではスレッドが利用できますが、GILの制限により複数CPUコアを使っても動くコア
New Relicで発生したMGIの対応について
はじめに私の関わるサービスでNew Relicを利用しているのですが、そこでMGI(Metrics Grouping Issue)が発生し、その対応を行うことがあったので、その時の事をお伝えしようと思います。
MGIとは?以下、New Relicの公式ブログから抜粋となります。
MGIが発生すると、Metrics normalization に自動的に拒否ルールが作成されてしまい、新しいメトリ
Few-shot promptingを使った出力フォーマットの操り方
はじめにはじめまして、WingArc1stのmatskenと申します。
みなさん、生成AI使ってますか?ChatGPTをはじめとした生成AIは、今や多くのエンジニアにとって、欠かせないものになっているかと思います。一方で、ガートナーのハイプ・サイクルによると、2024年8月6日時点で生成AIは「過度な期待」から「幻滅期」に差し掛かろうとしているフェーズに来ており、多くの期待を背負っている反面、実
IDPを立ち上げるためにKeycloakを使う
はじめにこんにちは、相も変わらず、仕事でプログラミングコードを書く機会がなかなか無い今日この頃です。
機会がなければ欲しくなるのが人の世の常
毎年の、年末年始の行事として何かしら作るようにしています。
今回はその前準備として、ユーザー認証環境を構築しておこうと思います。
KeyCloakとは?公式の情報を見ると最小限の労力で導入が可能なようです。
Docker Containerで立ち上げる公
bluez-dbus を使って BLE デバイスを利用してみる
Bluetooth Low Energy (以下、BLE と略記します)のセンサーや機材からデータを取得することは多いのですが、今まで敢えて選択してこなかった Java を使っての実装機会があり bluez-dbus というライブラリを使いました。若干、悩ましいポイントがありましたので、使う上でのポイントを書きたいと思います。
はじめになぜ Java での実装を行ってこなかったかというと、私の守
今日から使えるJava 9以降の新機能
Java 8は2014年3月にリリースされました。
ラムダ式やStreamなど、それまでのプログラミングスタイルが一変するような数々の機能追加が行われた刺激的なバージョンでした。
時は流れて、2024年。
その間、リリースモデルも定期リリースサイクルに大きく変わり、3月末にはJava 22がリリースされました。
Java 9以降の変更はあまり追っておらず、IDEがサジェストしてきたコード見て「