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ENGINEER TECH BLOG

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ウイングアーク1stのエンジニアによるテックブログです。 アーキテクトを担うITエンジニアメンバー(社員)が、かわるがわる「ものづくり」のナレッジやそのソース、TechのHow… もっと読む
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2024年、ウイングアークエンジニアによるテックブログは続きます。

2024年、ウイングアークエンジニアによるテックブログは続きます。

皆様こんにちは!! ウイングアーク1stで、CTOに就任している島澤 です。2022年の夏からスタートしたテックブログも約2年、60以上のテック関連記事をnoteで公開できました。

昨年の出来事といえば、そんなテックブログを発信しているクリエイターのアーキテクトメンバーが集うイノベーションラボを、東京の秋葉原に2023年12月に開設しました。

ラボにはこのテックブログで執筆しているメンバーも常

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ウイングアーク1stの エンジニアテックブログ!

ウイングアーク1stの エンジニアテックブログ!

皆様こんにちは!! ウイングアーク1stで、CTOに就任している島澤 です。2022年の夏からスタートしたテックブログも20テックの記事公開ができました。
私たちが取り組んでいる技術はチャレンジングで面白いのに、伝わらない・・というもどかしさからはじめたのですが、想定通り?なかなか自由なテーマでお届けできているでしょうか・・・
そんなエンジニアブログから、さみだれ式での「しょう(賞)」を5つピック

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この製品覚えてますか?

この製品覚えてますか?

ウイングアーク1st 20周年
「いつも昔話ばかり書いていて良いのだろうか」「何か他の技術者の役に立つようなことを書くべきか」と、毎回何を書くか悩んでいますが、今回は20周年ということで、堂々と昔話を書くことにします。
あまりにも昔のことなので、記憶違いや勘違いがあったらごめんなさい。

まずは、ウイングアーク1stになる以前からある製品から。

Virtual-DOS

これはWebで検索しても

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文字組の話(ルビ)

文字組の話(ルビ)

ルビは読み方や意味の補足を行うために利用される文字組の機能の一つです。今回はルビについてのお話です。

ルビは、平仮名が発展した平安時代から使われるようになったそうです。現代でもルビは漢字の読み方や、専門書における用語の解説、または外来語の表記として活躍しています。人が文章を読みやすくするために様々なシーンで利用されています。

ルビはHTMLの仕様としても定義されています。
https://ht

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データ追加の監視と、メール送信先の振り分け | MotionBoard

データ追加の監視と、メール送信先の振り分け | MotionBoard

データが追加された時に自動的にメール送信したい。例えば、全国各地にある店舗の売上データが追加された時に担当者にメールしたい。しかも、関東の店舗の売上データが追加された時は関東の担当者だけに、関西の店舗の売上データが追加された時は関西の担当者だけにメールしたい。
データ追加の監視と、メール送信先の振り分け、という2つの課題に立ち向かいます。

概要本記事は、業務アプリなBIツールであるMotionB

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Javaのログ出力ライブラリの選び方

Javaのログ出力ライブラリの選び方


あいさつに代えて先日、デブサミ2024に行ってきました。4年ぶりのオフライン開催で、行く前は「どんな感じになるのかな」だったのですが、会場に着いたら「昔と変わらないな」になりました。
今回の画像は、会場のベルサール羽田空港がある「羽田エアポートガーデン」の1階から外に出た所で撮影した空です。

Javaのログ出力ライブラリ、どれを選べば良い?運用を意識したログを出力する様に設計して、いざJava

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AWS Lambda SnapStartを使ってみる

AWS Lambda SnapStartを使ってみる

はじめに業務開発案件ではよく使われているJavaなのですが、AWS LambdaでJavaを使う場合には、コールドスタート時の初期化時間が特に遅く問題になります。それを解決する手段としてSnapStartという機構が用意されています。

発表当時はJava11のみの対応だったのですが、現在はJava11, 17, 21に対応しています。SnapStartを検証してみました。

SnapStartを

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NGINXの設定 Tips 2

NGINXの設定 Tips 2

はじめに皆様、あけましておめでとうざいます(もう2月ですが。。。)
今回もNginxのちょとしたTipsに触れたい思います。
かなり基本的な内容となっているので、すでにNginxを利用されている方には物足りないかもしれませんがお付き合い頂ければと思います。
なお前回の記事はこちらになります。(https://note.com/fair_tern448/n/n850954834104

設定ファイ

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ChatGPTとの連携を考えてみる③

ChatGPTとの連携を考えてみる③

はじめに昨年11月のOpenAI DevDayにて、前回投稿したCode Interpriterも本家API(Assistant API)のみで利用できるようになるなど、ChatGPTの機能追加が連打されました。中でもGPT-4 with vision(以降「GPT-4V」)は、遂に画像の認識も可能となり、いよいよマルチモーダルの本領が表れたと言えます。

一方、後を追うように、Googleも12

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Try Go(Golang)字句解析プログラムを作ってみる(その1)

Try Go(Golang)字句解析プログラムを作ってみる(その1)

仕事でプログラミングコードを書く機会がなかなか無い今日この頃です。
機会がなければ欲しくなるのが人の世の常
毎年の、年末年始の行事として何かしら作るようにしています。

今回は、Go(Golang)で字句解析のプログラムを作成してみました。
目的は仕様書や設計書を作る必要の無いプログラミングを楽しむためとGo(Golang)を理解するためです。
技術的な要素や厳格性はありませんので手記として捉えて

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2023年にハマったあれこれについて

2023年にハマったあれこれについて


新しい一年を過ごす上での注意喚起として、昨年中にハマってしまった事案を幾つか挙げていきたいと思います。

マルチゾーン対応ToF測距センサーがESP32では動かないハマり度: 中

そもそも、ToF(Time-of-Flight) 距離センサーを利用されているでしょうか?
距離を測ることで検出対象の量や、映像で検出したオブジェクトの大きさを推定するのに便利に使えるため重宝しています。

ある案件

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FOREIGN KEY(外部キー)の罠

FOREIGN KEY(外部キー)の罠

データベースのFOREIGN KEY(外部キー)を活用していますでしょうか。テーブル間のデータ整合性を保証するために便利な機能ですが、「遅くなるのでFOREIGN KEYは使わずにソフトウェア側で整合性を保証する。」という選択をしていた時代もありましたね。ハードウェアの性能向上、データベース製品の成熟、ソフトウェアの複雑化により、現在ではテーブル間のデータ整合性はFOREIGN KEYで保証するケ

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ビット演算の話

ビット演算の話

10年近く前、圧縮したまま高速な検索ができるデータ構造(簡潔データ構造)が一部で流行しました。

私も業務で作ってみたのですが、処理を高速化するにあたって普段はあまり使わないようなビット演算の知識を仕入れたことを覚えています。

ビット演算の世界は奥が深く、コアな書籍が出ているお陰で手軽に(?)深淵をのぞくことが出来て面白いです。

コンパイラが優秀な現代において実用的かはさておき、少なくともパズ

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