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データ活用でBMX中村輪夢選手をサポート!「TEAM RIM」の挑戦と喜び

ウイングアーク1stでは2018年6月に自転車BMXフリースタイルの中村輪夢(リム)選手と所属スポンサー契約を締結して以来、同選手の競技活動を応援しています。現在、様々な国際大会で大活躍中の輪夢選手をどのようにサポートし、どんな未来を夢見ているのか。輪夢選手をサポートする社内有志の組織「TEAM RIM」メンバーである小池さんと中野さんに聞いてみました!
 


輪夢選手を全力で応援!有志で集まったサポート組織


 
ー「TEAM RIM」はどんな組織ですか?

Customer Experience統括部 Customer Success部 部長 小池

小池:社内の有志約12名により3つのチームで役割分担をしながら活動しています。メンバーは皆、本業を行いながら輪夢選手のサポート活動を行っています。私は普段はカスタマーサクセス部のマネジメントをしていますが、「TEAM RIM」ではメンタルの観点からアスリートを支援する方法を模索しています。


営業本部カスタマーリレーションシップ統括部エンタープライズ営業部担当部長 中野

中野:私は普段、エンタープライズ対象の営業部にてマネジメント業務を行っており、「TEAM RIM」では輪夢選手の練習データをカメラとセンサーにより取り込んで、弊社が提供するBIダッシュボード「MotionBoard」で可視化する役割を担っています。カメラの動画を取り込める「MotionBoard」の機能を活用する形です。
 
ーお二人はなぜ「TEAM RIM」で活動しようと思ったのですか。
 
小池:スポーツでみんなを幸せにしたい、という思いが根底にあるからです。弊社だからこそできる方法でサポートができたらいいなと思っています。
 

中野:輪夢選手が行うBMXフリースタイルのパーク競技は、東京オリンピックより正式種目になったばかりで世の中ではまだまだ知られていませんでした。そのようなプロスポーツに携われること、そしてオリンピアンをサポートする体験は貴重だと思い、参加しました。
 
 

「WingPark1st」、誕生秘話


BMXフリースタイルパーク「WingPark1st」

ー2020年にはBMXフリースタイルパーク京都府宇治市にBMXフリースタイルパーク「WingPark1st」を設立しましたね。
 
小池
:本パークは、弊社の持つデータ活用の技術・ノウハウを応用した世界初のBMXフリースタイル専用パークです。BMXライダーの動体をモニタリングするセンサーとカメラをパーク内に設置し、取得したデータをシンプルな形で可視化することで、パフォーマンス分析を行える設備です。

完成した「WingPark1st」にて


 ―どういう経緯で設立に至ったのでしょうか。
 
中野:BMXは国内では人口的にも競技者が多くない競技のため、練習場が少ないのです。京都に住む輪夢選手の場合は、一番近い練習場でも車で3時間はかかる。さらに、BMXのオフシーズンである冬は、暖かいオーストラリアまで遠征に行っていたそうです。そのような事情を聞いた弊社社長の田中が「輪夢選手が通いやすい場所に室内練習場をつくろう!」と奮起したのがきっかけです。
 
小池:ジャンプしても天井にぶつからないように、12mの天井高です!

―BMXライダーの動きをデータ分析する、という点も斬新ですね。
 
中野
:弊社がつくるパークだからこそ、輪夢選手の動きをデータ分析、データ活用できるようにしました。実はパーク内のカメラは安全帯を付けて僕らが取り付けたんですよ。DIY好きが生かされました(笑)
 
―輪夢選手の反応はいかがでしたか。
 
中野
:「最高の環境と皆さんの心のこもった熱いサポートのおかげで、充実したトレーニングをすることができています」という声をもらっています。今までは感覚で練習を行っていた部分が可視化されたことで、驚きをもってデータを見てくれましたね。ただ、センサーの精度がまだ改善の余地があったので、昨年大幅にリニューアルしたんです。それに伴って、データを可視化する「MotionBoard」のダッシュボードも今つくり直しているところ。縦、横、高さの位置や角度を精度の高いセンサーで把握して立体的なデータもとる予定です。


「MotionBoard」による可視化

現地でも、オンラインでも熱いエールを!

―皆さんで大会の応援にも行っているんですよね。
 
小池
:はい、みんなで一丸となって応援しています。
 
中野:今週の日曜日にも、輪夢選手が出場する「マイナビ・ジャパンカップ横須賀」が開催されるので応援に行く予定です。輪夢選手を目指している若い選手もメキメキと力をつけてきているのでドキドキしています。
(※後日談:見事優勝しました!)
 
―輪夢選手が出場された東京オリンピックはどのように応援しましたか?
 
小池
:会場で応援するチケットも手配していたのですが、コロナ禍の影響で残念ながら無観客試合になってしまいました。そのため会社に有志で集まって、テレビの前で応援しました。
 
中野:海外の大会の場合は時差があり日本時間の夜中に開催されること多いので、YouTube中継を各自が自宅で観ながらチャットで盛り上がったりしています。中国で開催されたワールドカップは数名で現地へ応援に行きましたよ。
 
―「TEAM RIM」以外のメンバーの関心も高いのでしょうか。
 
小池
:試合情報などを社内チャットで全社に知らせており、応援に来るメンバーも増えてきました。また、Tシャツの他、オリジナルネックストラップを製作し、希望者が原価で購入できるようにしています。社内でネックストラップを付けて仕事をしている人もちらほら見かけますよ。

TEAM RIM発足時につくったストラップとTシャツ

中野:社員総会に輪夢選手を招いて、パフォーマンスをしてもらったり、社員と交流できる場もつくりました。間近でパフォーマンスを見て、より応援したいと思った社員も多いのではないでしょうか。
 
 
BMX競技全体の盛り上がりに期待
 
―今後の展望や目標を教えてください。
 
中野
:先ほど申し上げたように、向上したセンサーの精度に合わせた「MotionBoard」でのデータ可視化のレベルアップ、有効活用をしっかりと推進していきたいと思っています。また、現在BMX競技の審査は審査員による目視によって行われていますが、データ活用による正確な採点などにもチャレンジしてみたいですね。
 
小池:「WingPark1st」の存在を知った他のBMXの選手が「自分も専用の練習場を持ちたい!」と練習場をつくりはじめたりしているようで、BMXの練習環境の底上げに貢献できているのかなと励みになっています。輪夢選手のサポートを通じて、BMXというスポーツ全体を盛り上げていけたらいいなと思っています。
 
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