トリセツでUPDATA®!
突然ですが皆さんは、ご自分の取扱説明書を書いたことがありますか?
数年前に、西野カナさんが「トリセツ」を歌っていて、人間にも取扱説明書があれば、もっと楽にコミュニケーションできるのになあ、と思っていたこともあったPR担当の古荘です。思っていただけで、作るには至らなかったのですが、今冬実現!
このリモートワーク環境下、PCのカメラをオンにして、ビデオ会議をしているときは辛うじて相手の表情が読み取れますが、カメラがオフだったり、そもそも無表情だったりしたら、読み取れません。他にもチャットやメールを送ってもなかなかリアクションがない人もいれば即リアクションしてくれる人もいます。
「うーん、なんでリアクションがないんだろう?嫌われている??」と思った時から、「この人はこういう人か!」と何となく相手のことをつかめるようになるまで、それなりに苦労した経験がある人は少なくないはず。
ということで、ウイングアーク1stのマーケティング部では、全部員のトリセツが完成しました!!
トリセツに盛り込むべき項目ってなんだろう
マーケティング部は60名程いるのですが、1人1枚ずつテンプレートに沿って入力していき、約2週間で全部員のトリセツが完成したのですが、いったいどんな項目があって、そこにはどのような意図があるのか、トリセツの総責任者、宮森さんに聞きました!
ー今回の企画、どのような経緯で立ち上がって実行されたのですか?
「リモートワークで漠然と感じていたのが、オフィス時間を共にしていない仲間との関係性をどう構築するべきなのか、ということ。
仲間の性格や仕事のリズム、クセをどれくらい知っているかは、一緒に仕事をした時間などに比例していますし、その時間が長いほど一体感が出てきて、コミュニケーションがとりやすくなってくると思うのです。
新しく入社してくる人がいる場合、受け入れる側からすると1人でも、相手にとっては、こちら側全員分の経験や価値観、仕事のリズムなどを理解する必要があるわけで、相当な負担ですよね。
そんなころに、属人的になっている情報をまとめて、マーケティング部の運用に役立てる『トリセツ』みたいのがあるといいよね、みたいな話があったんですよね。その時聞いた『トリセツ』という言葉、もしかしたら解決の糸口にできるかも、と付箋に書き残して私のワークスペースに貼っていたのですが、この後に出てくる『是友(これとも)さんの1月入社』によって開花することとなりました。古荘さんの入社のタイミングで思いつけなくてごめん(笑)」
ーなるほど、リモートワークが始まる前の蓄積が影響するのでは、というこの話は以前ご紹介した信頼貯金の話と似てますね。「トリセツ」が今のスタイルになったのは、どんな流れだったのでしょうか?
「いろいろ考えていた中でたどり着いたのは、経歴や好きなことがまとまった単なる自己紹介ではなく、一緒に仕事をしていくうえで知っておきたいこと、知っておいた方が良いことを共有できる『個人のトリセツ』。得意な仕事や、コミュニケーションスタイル(メールのレスの速さや、Zoomはカメラオン派かオフ派など)、やる気が出るときや逆にやる気がなくなるときなど、どんな項目があったら今後の潤滑油になりうるか、リーダー陣に相談しながら今のスタイルになっています。
ちなみにこちらはマーケティング部の部長、久我さんのページです。
こんなふうにPPTでテンプレート化して共有したところ、あっという間に全員のトリセツが仕上がりました。
ジャンっ!
みんなで盛り上げ活用してくれたおかげです。こういうときも、だれが盛り上げてくれているのか、といった特性もトリセツを見ていると納得できるところが面白いですね」
ニューフェイスが語るトリセツの魅力
ここからは、このトリセツが誕生して最初のニューフェイス、是友さん(是非友達になってください、の是友さんと覚えてください)に感想をいただきましたのでご紹介。
ートリセツを読むのとご自身の分を作られるのが最初のお仕事だったんじゃないですか?(笑)
「最初のミッションでした!最初にこの『トリセツ』を見てねと、入社日に連絡をいただき、中途入社用の導入資料かなと思ったのですが、それが!本物の、人間用『トリセツ』だったので、思わず声に出して笑ってしまいました。こんな攻略ありなのか?!って。(笑)マーケティング部全員のトリセツ、それこそ一大データなわけですが、無茶苦茶便利でとてもステキなんです!」
ー絶賛していただきありがとうございます!私はトリセツがないときに転職してきたので、このタイミングでジョインされた是友さんが心底うらやましいです!
「リモート環境下で新しいところにジョインするのって勇気いりますよね。入社時は皆さん、周りの方がどんなヒトなのか分からず、不安かと。でも『トリセツ』があれば、このヒトはこんな経歴でこんな業務を担当していて、得意分野、好きなこと、さらにこうやってコミュニケーションを取るのが得策とか、仕事への価値観などもわかる。これ考えたヒト、ホント天才(笑)私の入社のタイミングであったことに本当に感謝です!」
UPDATAを目指すから、「1回書いたらおわり」ではない
今回ご紹介した我々のトリセツにおいて、一番肝心なことは、「1回書いたらおわり」ではない、ということ。継続的なアップデート が大前提!ウイングアーク1stは、UPDATAし続ける集団です。たとえフルリモート環境だったとしても、それぞれが意識して仕事に対する価値観や目指す方向を見つめて邁進していけるように 、チームとしても、個人としても、より良い仕事をしていくために必要な項目を一緒にアップデートしていく、そんなふうにこのトリセツが活かされていけばいいなと思います!