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品川、渋谷、六本木……より快適なオフィス環境を求めて!ウイングアーク1stの進化するオフィス史

人も企業も歴史あり。ウイングアーク1stは、2024年3月に創業20周年を迎えました。今回は本社オフィス史をお届けします。まずは1枚でわかる本社オフィスの変遷、ということでこちらをご覧ください。

初代の渋谷クロスタワーから品川に移り、この間に全メーカーのプリンタを設置・検証するラボがオフィスに設置され話題となったそう。そして2010年には第3世代として弊社初の自社ビルである1st渋谷ビルに移転。今回は、ウイングアーク1stの本社オフィスの歴史のうち、この第3世代の時代からを管理本部の森さんと丹羽さんに振り返ってもらいました!それではどうぞ!

管理本部 コーポレートサポート担当部長の森
管理本部 General Affairs&Legal統括部 総務部副部長の丹羽

第3世代 1st渋谷ビル + グラスシティ渋谷 (2010年5月~)

当時の株式会社フォー・クルーメンバー 現ウイングアーク1st代表の田中の姿も

:「1st渋谷ビル」は、今までのウイングアーク1stの歴史の中で唯一の自社ビルでした。業務が拡張していくに従って手狭になってきたので、近くに「グラスシティ渋谷」のフロアも借りることになりました。営業と開発が前者、管理部門と当時の開発子会社「株式会社フォー・クルー」が後者に入居しました。しかし、別のビルに部門が別れていて行き来するのが不便であること、渋谷駅から約13分と少し遠いことから、移転先を探すことになりました。同じ渋谷で各部門が1箇所にまとまることができるビルという条件によりインフォスタワーに移転を決めました。

第4世代 渋谷インフォスタワー (2013年7月~)

渋谷インフォスタワー

丹羽:駅から5分で非常に利便性が高まりました。同じビルに有名芸能事務所が入っていたのでエレベーターで芸能人の方と一緒になることもしばしば。特に印象に残っているのはその事務所のトップスターの方が結婚を発表した日です。部外者が入らないようにガードマンが立っていて、物々しい雰囲気でした(笑)

2014年ごろの社内

:渋谷の町を歩いて出社すると「渋谷で働いているな~!」という気分が高まる場所でした。ただ、連続した階のフロアを借りることができなくて、別の部門に用事があるときはエレベーターに乗らなければいけないのが不便でした。また、契約期間満了のタイミングでメンバー(社員)が増えて手狭になっていたのでオフィス移転を決めました。

第5世代 六本木グランドタワー (2018年4月~)

六本木グランドタワー

丹羽:社内でのコミュニケーションを円滑にするためにオフィスの執務ゾーンをワンフロア化することと、社外の方々を集めたセミナーを多く開催する中で、セミナールームをレベルアップすることを重視していました。これらの条件が叶うビルとして、現在の「六本木グランドタワー」に移転。社外とのコミュニケーションの接点となるエントランスやセミナールームを36階に、社内のコミュニケーションを図る執務ゾーンを35階に割り振りました。

セミナールームエリア

:執務ゾーンである35階でこだわったのは、オープンであること。メンバー間はもちろん、役員席にも仕切りはつくりませんでした。また部署ごとにゾーンを区切り、その中をフリーアドレスにする「グループアドレス」式を採用したり、豊富なフリースペースを設けたりと「自由さ」にもこだわりました。これらの結果、「技術と営業のコミュニケーションがとりやすくなった」「すぐに顔合わせできるので、仕事を効率よく進められる」といった声が聞かれ、人のつながりや出会いによる化学反応が生まれるようになりました。

執務エリアにあったコミュニケーションエリア 弊社ビジョンとコアバリューの壁
執務エリアにあったカフェスペース

丹羽:36階は、社外との接点となる場づくりを行いました。応接室兼会議室は、全室テーブルも椅子も異なるさまざまなタイプの部屋をつくりました。セミナールームはさまざまな使い方ができる多目的スペースとして位置づけ。エントランス横のコラボレーションエリアは、イベントやセミナーが行われていない日にはフリースペースとしてオープンしました。このようにあらゆる点において「柔軟性」を重視したため、「使い勝手がよい」とメンバーからも好評を得ました。

コラボレーションエリア

第5.5世代 コロナ禍でオフィス縮小 六本木グランドタワー (2020年10月~)

:新型コロナ感染症の流行を受け2020年の3月からは完全リモート体制に移行したため、ほとんどメンバーが出社しなくなりました。そこで約1500坪のオフィスの3分の2にあたる約1000坪を撤廃。残った3分の1の接客やセミナースペースとしていた場所を、フリーアドレスの執務スペースに改装して活用することになりました。また、当時は社外向けセミナーもどんどんオンラインに移行していたためコラボレーションエリアには動画の配信スタジオを設け、自社から配信できるようにしました。

新設された動画配信スタジオ

丹羽:撤廃したスペースにはたくさんの家具があったので、当初は処分に困りました。どれもかなりこだわった家具だったのですが、家具リサイクル業者に見積りをとると捨て値のような価格。この価格で社外へ流出するぐらいなら社内に還元しようと考え、希望するメンバーにはその見積り価格で譲渡することにしました。譲渡が決まった家具は、クリーニングに出してメンバーの自宅に配送。中には何十万円の椅子を数千円で手に入れたメンバーもおり、大変好評でした。自宅でのリモートワークがはかどる一助になったかもしれません。
そして縮小に伴う諸々が落ち着いた2021年3月に東証一部上場を果たしました。その様子はリモートで中継されたため全社で見守っていましたが、エントランスには多くの方からお祝いのお話をいただき、まさに春がやってきたようでした。


オフィスの今とこれから

:社として3分の2のスペースを撤廃したのは大きな決断でしたが、それから約4年、特に大きな不満の声もなく、業務にも支障は出ていません。まだ数年間は入居する契約になっているのでしばらく移転はないと考えています。
 
丹羽:オフィス移転は引っ越しで完了するものではないと思っています。今のビルに移転してきたときも入念にシミュレーションして家具やレイアウトを決めましたが、新しい家具、什器をすぐに使いこなすメンバーの適応力に驚いたり、入居後に気づくこともたくさんありました。そのため、今ある環境をよりよく、働きやすくしていく工夫は続けていきたいと思っています。現在はもともとセミナースペースだった場所をフリースペースにしていますし、家具も従来別の用途で使用していたものを組み合わせてレイアウトしているため、最適化しきれていない部分もあると思います。メンバーの声に耳を傾けながら、進化し続けるオフィスを目指していきたいですね。
 
 
――森さん、丹羽さんありがとうございました!