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介護は突然やってくる~ウイングアーク1st流 仕事と介護の両立支援~

4月のある日、サステナビリティ推進室が「介護は突然やってきます」と心に刺さりすぎるメッセージとともに全社向けに実施した「仕事と介護の両立支援セミナー」。

育児だと約1年の準備期間がありますが、介護の場合「明日介護がやってくる確率は0%か?」と聞かれれば、突然やってくる可能性を否定できないわけです。しかし「介護」と聞くと、実際に家族の介護が迫っている状態でないかぎり、「いつかやってくるもの」と漠然と思い描いてはいるものの、なかなか本腰をいれられない…まして仕事を含めた実際の自分のライフスタイルとの両立可能性や方法について調べるといったアクションにつなげている方はまだまだ少数ではないでしょうか。

今回はこのセミナーをもとに、サステナビリティ推進室の武内さんに現状と「備え」への心得、そして弊社の社内制度について伺いました。

サステナビリティ推進室 武内

――今回が弊社としては初めての企画ということで、いったいどのくらいの社員(メンバー)が参加するのか未知数…とのことでしたが、実際の反響はどうでしたか?
武内:ありがたいことに企画側の予想とは裏腹に、20代から50代以上まで約200名のメンバーに参加いただけました。「介護は突然やってきます」が響いたのかもしれませんね。

セミナー参加者の年齢別割合

――介護やその支援体制について、弊社現状と課題を教えていただけますか?

現状と課題、そして「備え」

武内:少子高齢化社会において、「介護」が身近なものであることは言わずもがなな状態です。そして、仕事をしながら介護をしている方は「ビジネスケアラー」と呼ばれており、ある調査によると、仕事のパフォーマンスが低下している方も多いそうです。

 弊社の現状はというと、平均年齢は40才で、5年以内に介護に直面する可能性がある人は全体の4割にのぼります。

とはいえ、介護経験がないメンバーが多く社内制度の存在は知っていても詳細は知らないというメンバーが大半でした。

――介護の可能性が高い40代以降の世代でもまだあまり本格的に介護への「備え」となるような情報収集をされている方は少ない実態なのですね。介護への「備え」として重要なことは何なのでしょうか?
武内
:弊社が社内向けに用意している両立支援ハンドブックでも記載しているのですが、弊社は介護への「備え」として「介護で仕事をやめてはいけない」と提唱しています。

ウイングアーク1st社内で公開しているハンドブック(イメージ)

もちろん人によって事情が異なりますので最後は個人の判断ですが、介護にかかる期間は平均5年1か月と言われておりおよそ半数が4年以上(※)かかっています。また介護はいつまで続くかわからない、予想ができない性質があり、途中で介護者が増えるケースもありえるのです。もし介護を理由に仕事を辞めてしまうと、収入がなくなることで経済的基盤が不安定になること、自己不全感・社会的孤立が高まり「介護うつ」になったり虐待につながったりするケースもあるようで、自分を心身ともに守るという意味で「介護で仕事をやめてはいけない」としています。
※出典:公益財団法人生命保険文化センター「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査」

――介護というのは、される側だけでなく、する側の自分を守っていくことも大切なのですね。実際に弊社の制度がどうなっているのか、また介護経験があるメンバーの声はどういったものがあるのでしょうか?

ウイングアーク1stの支援制度と介護経験メンバーの声

武内:弊社の支援制度は、介護に限らず利用できる自身で始業・終業時刻を決められる①マンスリーフレックスタイム制度や②介護休暇③介護短時間勤務制度④介護休業制度の4種類あります。

 
ここで、実際に介護と仕事を両立してきた、しているというメンバーの声をご紹介しますね。


Aさん「もともと地元に家族がいるため、いずれ自分が介護を担うことがわかっていたので、介護生活を見据えて地元でも働けるウイングアーク1stに入社しました。兄弟・家族含めての役割分担は必須です。実際に自分の親だと子どもである自分としても『そんなはずはない』と目をつぶり見て見ぬふりをし続けてしまった、という方もいて、自分の感情との闘いがあることも否めません。現状は、両立はしっかりできていて仕事にも支障はないので、逆に言うと私が介護していることを知らない同僚も多いかもしれません」
 
Bさん「介護は突然やってくる、といいつつも『あれ?最近おかあさんがちょっと変かも?』といった予兆・サインがあることもあり、そういったサインを見逃さないようにご近所の方や家族とのコミュニケーションを大切にしていました。勤怠などに影響がでるため、介護をしている事を早い段階で周りに共有しておくのもポイントです。チームMTGや1on1の際、話題にしてもらう、というのも同僚の理解を得るための1つの手かもしれません。。会社の制度でよく使っていたのは時間休ですね。その時間にケアワーカーさんや病院との電話連絡に使っていました。介護支援先の近くにサテライトオフィスがあったのも助かりました」
 
Cさん「兄弟がいて頼れるケース、一人っ子で負担が集中してしまうケースや地域によっても支援や支援のしやすさが異なるため、介護は100人いれば100通りあると思っているので答えはないと思いました。介護の世界はDXとほど遠く、手書きの書類が多いのですよね。そこは事前に覚悟が必要かもしれません」 


両立するための主なポイントは下記のような点です。ウイングアーク1stメンバーはぜひ両立支援ガイドブックで確認してみてください。
 
・業務効率の工夫など日ごろから働き方を見直す
・介護についての情報収集
・人事や上司など周囲への相談
・がんばりすぎない
 
自分のチームや周囲に介護が関係するかしないかで自然と集まってくる情報量に大きな差ができることは否めないのですが、今回のセミナーでこうした生の声が聞けたことで、セミナー参加者の満足度も9割超と非常に好評の企画となったのはとてもうれしかったですね。これからも定期的に発信していきたいと思います。

▼セミナー参加者の感想(一部抜粋)
「自分自身が要介護になった場合に子どもへ負担をかけないためのスタンスとして、参考になりました」
「介護に関する支援制度があること、実際の介護の実体験についての話の両方とも非常に参考になりました」
「親が要介護になったときに自分が潰れないよう、今日のお話を心に留めておきます」
「仕事との両立や介護に至るまでの親の変化、他人視点での介護必要性の判断などの体験談が非常にためになりました」
 
「介護はまだまだ40代のイメージが強く、30代、20代で介護に従事しているメンバーは他の人に相談したりするのが難しい状況なのかなと感じています。今後晩婚や出産年齢が上がることで、若手メンバーが介護をする確率が上がります。もっと言いやすい場づくりが必要ですし、柔軟な勤務体系が求められているなと感じました 」
「介護も育児も生の声を聞ける機会は必要なのだなと思いました。話せる環境を作ることの重要性を感じました」
「介護のリスクマネジメントの浸透を促す施策だと思いました」
 
――いつか来る介護への「備え」として、介護経験がある諸先輩方が周囲にいること、そしてフレキシブルな働き方ができる環境があることはとても心強いものだなと感じます。今日はありがとうございました!

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