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リモートワークでも連帯感?! 全社ウォーキング大会「みんなで地球1周!」。参加率は驚異の80%!

社員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」。ウイングアーク1stも、喫煙者への禁煙サポートや残業を減らすための工夫や女性の育児休暇からの復職率100%の継続など、ライフワークバランスを重視した取り組みを積み重ねています。

リモートワークへと働くスタイルがシフトした今、「健康経営」にどう取り組んで行くか。社員の健康を経営視点で考える、Wellness推進室の人事・組織文化担当 執行役員 吉田善幸さん(写真右)、新潟拠点から全社員の健康を見守る鳥越美由紀さん(写真左)にお話を伺いました。

健康経営②

健康は一丁目一番地。全社の連帯感に繋がる健康経営

吉田:社員のQOL(Quality Of Life)を上げ、組織のパフォーマンスを上げて当事者にとっても会社にとっても良好な状態を維持する、というのは「健康経営」の原則です。

その中でも、健やかな状態を作る環境作りは、会社の体質として大事なミッション。心の健康、身体の健康に焦点を当てることにより、会社に対する社員のエンゲージメント向上につながり、結果、全社の連帯感につながる源泉になるのでは、という期待をもって捉えています。

鳥越:実は、健康指標を比較すると、様々な産業の中でもIT企業、特に当社は運動不足や飲酒率の数値、健康診断結果など、健康状況を取り巻く状況が「良い」とは言えない数値なのです。
働きがいがあるとパフォーマンスが上がる=会社も発展する。社会にとっても人が健康であることにより、未来投資と社会の持続性が高まるので幸せなことです。健康的に長く働き続けてもらうにはどうしたら良いか?将来に備えて社員の健康増進が重要な課題と捉えて、吉田さんと会話を重ねています。

吉田:社員の働きがいを大切にしたいと思っているし、健康というのは一丁目一番地で、当たり前に最重要なのですよね。

現場型お祭り企画が頓挫。全社でコミュニケーションに繋がるヘルス・イベントとは?

鳥越:本来は、9月をWellness月間と位置付けて、毎週健康に関するお祭りを実施予定でした。例えば、インストラクターをよんでストレッチやヨガを実施する、体力測定会や貧血を測れる仕組みを取り入れるなど、フィジカルに身体を動かして、楽しみながらも自分の健康への気づきや意識付けを強化する計画をしていました。けれども、リモートワーク勤務となり、全ての企画が中止に。最初はどうしようか、と悩みました。

吉田:各部門や全国の拠点メンバーで構成されているWellness委員会(一般的な企業でいう衛生委員会)でもアイデアを出しあいました。
通勤が減っているので圧倒的に基礎的な運動量が極端に落ちているのではないか?それならばウォーキングイベントをやりましょう、と仮説から企画をシフトしました。

全社ウォーキング大会「みんなで地球1周」。参加率は驚異の80%!

Wellness委員会と推進室が実施したウォーキングイベントは「aruku&(あるくと)」というアプリケーションを利用し、10日間毎日3,000歩以上歩くこと(家の中でもOK)にチャレンジするもの。
全社員の歩いた距離を合計して、目指すは地球1周。コミュニケーションを測りやすくするためにも、部門やグループ単位に競えるようなチーム制も導入しました。
さらには、自社製品であるBIツール「MotionBoard」を活用し、今、自分たちが地球のどこを歩いているか、も一目でわかる仕組みに。

鳥越:参加者は525名で参加率は80%。「aruku&(あるくと)」を利用している一般企業の参加率が平均して30%強なので、驚異の参加率となり「aruku&(あるくと)」アプリ会社の営業さんにもびっくりされました。アプリケーションを利用するだけはなく、可視化する仕組みなどWellnessリーダー(Wellness委員会のメンバーをWellnessリーダーと呼んでいます)でゲーム性を持たせた工夫も盛り込みました。

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▲MotionBoardで歩いているエリアを確認できる。緯度を本社である
六本木一丁目に合わせた出発点とし4日目。ユーラシア大陸を横断中

爆笑しながら突き進む各拠点、各部門によるWellnessリーダー

吉田:衛生委員会というのは、企業組織において法律で義務付けされ、定められているものです。一般的な企業では、月1回、義務的に会を実施している、という取り組みが多い中で、今回のWellness委員会のメンバーは自分たちがやりたい企画やアイデアを出し合って、私が思っていた衛生委員会の概念を覆すようなコミットメントを見せてくれました。

当社は「みんなでやろうぜ」という土壌文化はあると思ってはいましたが、通常業務が忙しい中時間を作り陰のWellness委員長(鳥越さん)に付き合って、真剣にすごいことを実施している、というのは感動しました。Wellnessリーダーは当社の自慢と言いきれます。

鳥越:私もWellnessリーダーがあまりにも協力的なので感動して泣いちゃいました。
最初は「なんで自分がWellness委員会に参加をしなくちゃいけないのか」と巻き込まれ事故と思われていた方もいたかもしれないのですが、Wellness委員会の活動を嫌がる人がひとりもいなくて。
結果として、ミーティングも大爆笑しながら進んでいて、参加メンバーのメンタル面でもよかったのではと思っています。笑

ウォーキングイベントの参加者からも、「リモート勤務となり孤独感がいっぱいだったけれど、みんなと繋がっている感じが嬉しい」や、「運動不足で何かやらなくちゃ、と思っていので良いきっかけになった」とコメントをもらえて嬉しいです。

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▲Zoomで集う、各部門や全国の拠点メンバーで構成されている
Wellness委員会。ウォーキングイベントの壁紙もオリジナルで制作

リモートワークにおける、これからの健康経営を考えていく

吉田:現状のリモートワークは、大きな問題はなく表面上は順調に行っているように見えますが、長期にわたり、動向をキャッチし受け止めて行く必要があると思っています。

働く環境の軸足は自宅に置いたまま、ウイングアークらしいリモートワークに取り組む方針は変わりません。

健康増進につながるだけでなく、帰属意識やコミュニケーションにレバレッジが効き、一体感を作ることも大切にしたい。結果として健康を意識できるきっかけを作る。そんな自分たちらしい取り組みを後押ししたいと考えています。

近い将来取り組みたいこともあります。現在、健康診断結果などは「紙」で届きます。個人の診断結果データを、自社製品である電子ドキュメントを管理する「SPA」やデータの可視化ができる「MotionBoard」で閲覧できるようになると、年次の傾向や機微などの情報が個人で閲覧できます。その上で何を実施するか?何をしたか?もデータで付与できれば、診断以外を含めたヘルスへの対策がたてやすくなると思っています。
個人しか閲覧できない情報ですので権限や運用をしっかり考えた上でチャレンジしたいと計画しています。

鳥越:今年は、リモートワークの初年度の取り組みとなるため、とにかく、社員が自分自身の身体に興味を持ってもらうことを目標としています。
その結果、健康診断の数値も改善されて、社員のためにも会社のためにも良くなったとなれば、最高です。
とにかく、自分で自身の身体や健康を意識し、気づく。何かしらアクションを起こしてほしいです。

そのために、Wellness委員会の仲間とともに、ディスカッションを繰り返しながら、きっかけとなる楽しいとりくみをどんどん進めていきます!


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