フルリモートワークのマーケティング部にインターンがやってきた~後編・企画者の想いと結果発表編~
こんにちは、PR担当の古荘です。マーケティング部インターンシップ2021についての概要や博報堂からプロフェッショナルをお呼びしたクリエイティブ講座や弊社のクリエイティブチームと開催した「自分広告」のワークショップについては、前編↓でお伝えしてきました。
後編では、人事&マーケティング部のインターンシップに関わる企画者たちの想いとともに、インターンシップ生が制作したクリエイティブを、実際に弊社のFacebookアカウントで広告運用した結果発表についてお届けしていきます!
さて、インターンシップ制度ってそもそもどうして始めたの?実際学生さんって集まるの?ということで聞いてみました、人事の想い。
人事の想い
ー人事、というと実は弊社に「人事部」はなく「People Success部(PS部)」という部署なのですが、PS部と言えば高柳さん、ウイングアーク1stのインターンシップにかける想い、いかがですか?
2020年度は、大きく分けて夏と冬の2回インターンシップを開催しました。夏は就活ノウハウ系をご提供するコンテンツ、冬に(今回のですね)職種系として営業とマーケティングに分けて実施。インターンシップにかける想いは、「学生さんのためになることは、なんだろう?」を追求する、これに尽きます!
今回noteで取材しているマーケティング部のインターンシップの場合は、学生さんにとってマーケティングという業務の神髄を知ることができる機会となっていたら嬉しいですね。
もちろん弊社のインターンシップを通じて、弊社のことを好きになってもらいご縁ができることも嬉しいですが、それよりも我々と学生さんの双方にとって価値あることをいかに提供できるか、が私たち人事の仕事だと思っています。学生さんたちが、価値を見だしていく中で、そのテーマがたまたまウイングアーク1stだった!というくらいの感覚です。
現状は他部門のインターンシップでは1~2日の期間設定ですが、マーケティング部は7日間。でも本当は、もっと長期間のインターンシップもできればいいなと未来図を描いています。これからどういったことができるか、ウイングアーク1stスタイルを追求しているところですので、ぜひアイディアある方(社内でも社外でも!)いらっしゃれば、教えてください!
ー高柳さんの熱い想いを受け取ったところで、今回の現場、マーケティング部にも聞いてみました、マーケティング部の想い。
マーケティング部の想い
ーマーケティング部の想いと言えば、松久さん。想い、教えてください!
これは弊社に限らず一般的に言えることだと思いますが、マーケティングの業務は、自社で取り扱う製品やサービスの背景、そしてそれを取り巻くビジネス状況の理解が必要なため、新卒入社後すぐに取り掛かることは、難しいとされています。
そのため、営業などの部署で何年か経験を積んだ後に異動で配属されるか、専門の経験を積んだ上で、中途入社でジョインするケースが多い部署でもあります。
つまり、新卒で採用するのは、チャレンジングなこと!その一方で、入社前に学生さんの素養を見極めることができれば、いきなりマーケティング部に配属もアリなのでは??ということでマーケティング部のインターンシップが始まりました。
今年で3回目の実施ですが、今回はフルリモート環境下での開催です。実際にFacebook広告を運用して自分たちの企画の成果を見るというスタイルは昨年・一昨年から継承しながら、オンラインになったことで、インターンシップに関わる社員の人数を増員したり、こまめなコミュニケーションを実施したりと、インターンシップ生に対するケアを厚くしました。
ー今回のインターンシップ期間中、実際に学生さんたちとのコミュニケーション担当だった鈴木さんは、どんなことを感じましたか?
今年のスタイルの特徴は、インプットとアウトプットの循環タームを小刻みにしたことです。オンラインでインプットの時間がずっと続くと退屈になってしまうと思ったので、学生さんたちには短い時間でグループワークを行ってもらい、すぐにアウトプットしてもらえるような構成にしました。
一方で、リアルの場だと「あっちのチームはあんなこと言っているな」といった気配を感じることができると思うのですが、オンラインでは完全に自分たちのチーム内の話しか聞き取ることができません。ガヤガヤと周りの空気とともにインプットアウトプットを織り交ぜていく、という従来のスタイルは実現できなかったのですが、オンラインでの試みとして、Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用しました。これによってテンポよく様々なコミュニケーションが展開されていく様子は、こちらも見ていて楽しかったです。
また、そもそもBtoBのマーケティングって学生さんからは遠い存在だと思うので、まずはそれを知ってもらうこと。そしてウイングアーク1stを知ってもらうことはもちろんなのですが、グループワークを通して「自分って何が得意で何ができないんだろう」という成長を自分たちで感じてもらっていたのはうれしいです!
ーはい、熱い想いを感じていただけましたでしょうか?ここからはいよいよお待ちかね、集大成の発表をご紹介していきます。
2021年マーケティングインターンの最終発表!
今回のマーケティング部におけるインターンシップの集大成として、インターンシップ生には、下記3つをチームごとに発表していただきました。
①訴求対象となるターゲット(ペルソナ)の分析、策定結果
②同種の他社ソリューション(競合)に対する差別化要因の分析結果
③上記を踏まえた広告用クリエイティブの解説
おおぉ…なかなか、本当に、「実践」だなと思いませんか?マーケティング業務に求められるザ・王道のスキルセットにインターンシップ生4チームが挑みました!それを見守るマーケティング部の社員は、観衆として参加!
最後にはこんなふうに、各チームが企画した5つの広告について、実際にマーケティング部が指標としてチェックしているものをベースに運用結果をフィードバックしました。
今回のインターンを終えた学生さんたちからは、「自分が作ったものが400件以上実際にクリックされているのが嬉しかったです。そして実際にコストがかかっているのをみると、仕事に対する責任を感じました」と、実際に広告運用まで実施したからこその感想をいただき、社員一同感動…
最終発表前に、社員からいろいろとアドバイスをさせていただいたことをすぐに吸収できてしまう学生さん、素晴らしかったです!
今回の学びを、何か一つでも今後の人生に活かしていただければウイングアーク1stとしてはこの上ない喜び。またどこかでご一緒できる日が来ることを、心より楽しみにしています! ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
【番外編】
各チームがどんな企画・成果だったのか気になる方のために!下記、番外編でお届けします。
まずは、『インセイトセーブツ』チーム。
業務の効率化に対してその他のターゲットよりセンシティブになっているのではないか、という推測から「子どものいる女性管理職」をターゲットに置いたインセイトセーブツチーム。
子どもを膝にのせてパソコンに向かっている女性のイラストに、「見える化」と「子供との会話」の文字を強調したクリエイティブで、クリック率は1位!ターゲットがニッチなため、表示回数は少ないですが、おもしろい!いいね!という声が観衆からあがっていました。
次に、『横浜スーパードライ』チーム。
金融業界の営業職をターゲットにし、クリエイティブもそれっぽいですよね。「それっぽい」と思わせる手腕、まだ学生さんなのにすごいです。
こちらの結果は、表示回数1位!クリック数が少なかったのは、文言に「BIツールを無料体験 」とあるように、「体験」を促す内容になっていて、他チームの「資料ダウンロード」に比べて少しクリックのハードルが高かったからではないでしょうか、それでも企画とクリエイティブのバランスはグッドです〇とプロの声。
そして、『弱気の早慶』チーム。
業界、市場、企業調査を企画に盛り込み、企画や戦略は実践レベル!
こちらはリアクション数1位!製薬業界をターゲットとして進められたこちらの企画。スーツを着たビジネスパーソンが全力疾走しているクリエイティブを決めるときに、実際のターゲット層にヒアリングして作っていたとのこと!その結果が出ていたのではないでしょうか。
最後に、『もふもふあにまるず』チーム。
「BIツールを使ったことがあるが、運用に失敗した人」をターゲットにし、フォントや配置、カラーすべてに対して意味を持たせることに成功していますね!と弊社のクリエイティブチームを唸らせていました。
このチームはクリエイティブを2つ作っていたのですが、2つともにクリック数1位、つまり1番サイト流入に寄与した結果を得ていました。