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ウイングアーク1stの「農業×福祉×データ活用」を8/31野菜の日にひもとく

8月31日は「野菜の日」!ということで、今回は野菜や果物を栽培しているウイングアーク1stの沖縄オフィスの取り組みについてご紹介したいと思います。IT企業が野菜?農業?思ったそこのあなた。データ活用×農業のカタチ、ウイングアーク1stがサステナブルな社会に向けた取り組みとして実施する障がい者雇用のカタチをぜひご覧ください。普段のnoteとは打って変わってカラフルな野菜や果物の写真がたくさん出てきますよ。めんそ~れ!
 
 
突然ですが、クイズです!

「秋葵」

この漢字、読めますか?
弊社の沖縄オフィスの農園で育てている野菜です。

中心は赤紫で花びらは淡黄色の花が咲きます。この花、どこかハイビスカスに似ているように見えませんか?そう、この野菜はハイビスカスと同じ「アオイ科」に属しています。

あっ、野菜が見えます。お日様に向かっていますよ。よ~く見てみてください。


正解は、「秋葵」=オクラです!
暦の上では8月8日が立秋なので、夏に収穫を迎えるオクラは「秋の葵」なんですね。
 
オクラの他にもマンゴー、バニラなどを栽培しているのが、弊社の沖縄オフィス。2021年からスタートし、現在は沖縄県中部地区にある北中城村の農園にて、障がい者雇用で採用された13名のメンバーが畑やビニルハウスで日々汗を流し、おいしい野菜、果物を育てています。
 
障がい者雇用を含むダイバーシティ雇用を担当する鈴木と、現地の沖縄でチームリーダーを務めている今田にお話を聞きました。
 

なぜ、農業なのか。なぜ、沖縄なのか。
 
―ウイングアーク1stが農業に取り組んでいるのはなぜですか

People Success部 ダイバーシティ雇用グループ マネージャー 鈴木

鈴木:まず、ウイングアーク1stにおける障がい者雇用の考え方をご紹介させてください。

<ウイングアーク1stにおける障がい者雇用の考え方>

  • 法定雇用率の達成のためでなく、多様な付加価値を創出する新たなモデルを目指したい

  • 働く人が働き甲斐をもって、社会と繋がり、継続的にはたらける職場をつくる

  • 会社全体が取組みに共感し誇れる職場をつくる

  • 弊社のサスティナビリティ戦略と合致し、企業価値の向上に寄与する

このような考えのもと、各地のさまざまな福祉事業所を視察し多くの関係者の方々のお話を聞く中で、障がいを持つ方がいきいきと農業に取り組む姿に出会い、農業×福祉のカタチに魅力を感じました。さらには、弊社ならではのIT技術と農業も掛け合わせることができるのではないかと、さらなる可能性を感じたのが理由です。

農園の様子

―なぜ沖縄で農業をすることになったのでしょうか
鈴木:他の地域と同様、沖縄でも農業の担い手が少なくなり、耕作放棄地が増えています。また、沖縄は雇用、貧困問題など地域特有の社会事情も抱えており、我々がこれらの課題に貢献できるのではないかと考えました。さらに、沖縄特有の温暖な気候により、希少性の高い作物を栽培でき、少ないリードタイムで収益化・販売の多角化を図ることができることも、大きな理由でした。

―実際に取り組んでみて、いかがですか?

People Success部 ダイバーシティ雇用グループ チームリーダー 今田

今田:農業は、草刈りや種を植えるような細かい作業から、土を耕したり、水路を掘ったりとダイナミックな作業まで……さまざまな仕事があり、メンバーの特性に合った仕事を割り当てられる点で相性の良さを感じています。また、習慣的に太陽の光を浴びながらの仕事は心身の健康にプラスに働いていると思います。
 
―栽培する上でこだわっていることはありますか
今田
:無農薬、無化学肥料の自然栽培を行うことです。雑草を発酵して肥料として活用するなど、農園の周辺の自然環境を活用して循環させたサステナブルな栽培です。
 
―手間暇がかかりそうですね
今田
:時には虫に食われるなどしてうまく育たないこともあります。ですが、勤勉実直なメンバーが集まったチームで安心、安全な農作物をつくり、流通させることには挑戦する価値があると考え、頑張っています。

ウイングアーク1stならではの農業でのデータ活用、IoT活用

鈴木:弊社のBIダッシュボード「MotionBoard」でビニルハウス内のデータを可視化して、栽培に活用しているんですよ。本社メンバーが沖縄に赴き、農業に適したダッシュボードを構築。ハウス内の気象情報や環境情報、そしてハウス内の映像をどこからでもデバイスにてリアルタイムで確認でき、扇風機やミスト噴射器を遠隔操作ができるようになっています。

農園に設置したカメラ映像もボード上に表示できる
様々なデータをグラフィカルに可視化

今田:スマホひとつあればどこからでもハウス内の環境が確認できるから、大変重宝しています。また、データが蓄積できるため昨年の同時期と比較できるのも、栽培において役立っています。もちろん、農業は全自動ではできません。必要な場面ではメンバーがしっかりと手当をします。IoT技術との掛け合わせで人の価値を最大化できる、そういう栽培に取り組んでいます。

 地域とのつながりから生まれた新たな夢


ー地域の方々との関わりはあるのでしょうか
鈴木
:はい。地域のさまざまな農家さんと関わりを持たせてもらっています。例えば、昨年は地域で出会った農家さんから教わりながらマンゴーを育て、収穫したマンゴーを弊社のウォーキング大会の賞品として発送するという試みも行いました。今年は自分たちでマンゴー栽培にチャレンジして、少ないながらも地域の八百屋さんに出荷できました。

今田:現在は、地域のブドウ農家さんの畑で、ブドウの育て方を教えてもらっています。

私たちが作業に加わることにより農家さんの人手不足解消にも寄与しています。来期くらいには、自分たちの畑で苗から育てて、育て上げることが目標。その後は、そのブドウを使用したオリジナルワインの製造にもチャレンジしたいですね。弊社ならではのデータ活用技術、IoT技術を活用した沖縄産 ウイングアーク1stが生産したワインが、弊社の企業価値の向上にも寄与できる日に向けて、本気で頑張っています!

全社メンバー間で相互理解を深め、誰もがいきいきと働ける職場へ


 
―その他に、今後やっていきたいことはありますか
鈴木
:全社のメンバーに沖縄での取り組みをより知ってもらい、「農業×福祉×データ活用」というシナジー効果を高めていきたいですね。
 
今田:バニラの受粉作業は、たくさんの人手が必要になります。来期までははまだ沖縄メンバーの手でまかなえると予測していますが、、バニラの栽培がより軌道に乗ってきたときには、ぜひ全社メンバーに受粉体験に来てもらえたらなと思っています。農作業を通じて、障がいを持つ持たないにかかわらず、全メンバー間で交流を深め、お互いの理解を深め合っていけたらいいですよね。


ー鈴木さん、今田さんありがとうございました!

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