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フルリモートワークのマーケティング部にインターン生がやってきた~前編・クリエイティブ編~

花粉の存在が日増しに大きくなっている気がしてならない今日この頃、フルリモートワークのウイングアーク1stに、インターンシップの学生さんたちがやってきました!

社員も学生もフルリモート環境下、いったいどうやって何を実施したのか、その一部を皆さんにご紹介します。弊社マーケティング部のインターンシップでは、弊社ビジネスの理解はもちろん、BtoBビジネスへの理解を深められる機会の創出を目指しています。 具体的なプログラム内容としては、マーケティングってなんだろうのイロハから始まりペルソナ設計、最終的にはインターンシップ生に実際に当社製品の広告クリエイティブを作成してもらい、それをFacebook広告として配信するという、実務体験を中心に企画しています。

今回は学生さんたちが、チームビルディングやビジネス理解のレクチャーを受けたのちに参加した「クリエイティブ講座」をご紹介。クリエイティブって、最近よく聞きますが、ナニモノなんでしょう??

自分自身をブランディングするって考えたことありますか?

今回のクリエイティブ講座のファシリテーターは、Brand Marketing部の山本さん。

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みなさんは、自分自身をブランディングするって考えたことありますか?
会社を1人の人間に例えるとわかりやすいと思うのですが、ウイングアーク1stさんという1人の人間がいたとして、どういう性格なのかな?自分の強みや今似合うお洋服、この想いは譲れない!など、想い人に対して伝える、それもブランディングのお仕事の一つとも言えます。

老舗には老舗の、ベンチャーにはベンチャーのやり方があり、企業規模や業種によってもその手法は様々です。私たちはBrand Marketing部で弊社のブランディングの創造、醸成を担う仕事をしているのですが、その中の1つにCMの制作があります。

というわけで、最近テレビで放映しているウイングアーク1stのCMを手掛けていただいた、博報堂のブランド・イノベーションデザイン局 部長の山形さんにもスペシャルゲストとして登場いただきました!

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博報堂の山形です!みなさんはじめまして!

すごいクリエイティブってなんだろう?

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100人のクリエイターに聞いたら100通りの答えが返ってくると思うのですが、今回は私の考えるクリエイティブについてお話したいと思います。
クリエイティブっていうのを狭くとらえずに、広くとらえるとおもしろいんですよ!

例えばこの図、

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9つの点を4本の線で一筆書きでつなげてみる。枠の中で考えず、一つ飛び出す長い線を引いて三角形を作るのがポイントなのですが、これって□の中で考えてしまいがち。

そこを、枠をはみ出て、全然違う発想で軸を通して考える必要があるんです。全体を一気通貫させる解決方法ですね。これは、クリエイティブの本質に近いところにあるのかなと思っています。

何か目的があるときは、その解決に向かってロジカルな解決とクリエイティブな解決の2つを頭に置いておいてください。個別にロジカルに詰めていく問題解決方法と同時に、別の要素をもってきて「頭を飛ばして」クリエイティブに考えていくのもおすすめです。

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態度変容を促す広告づくりについて

次に今回弊社(博報堂)が制作させていただいたウイングアーク1stのCMのような広告づくりについて。広告の目的って何だと思いますか?

大きな目的の1つに、相手に態度を変えてもらう「態度変容」があります。

態度変容のキーは、親近性(なじみ深い)と新奇性(目新しい)をメッセージで伝えること。この2つは、表現上同居することができます。

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例えば今回のウイングアーク1stのCMでいうと、「宇宙飛行士」は親近性のあるなじみ深い存在。でもそこに、「宇宙に行くのにデータが必要だった」という事実はあまり認知されていないことで新奇性、目新しさがある、こういうふうに2つのキーをミックスして表現しています。

さらにもう1つ、「メタファー」も覚えておいてほしいテクニック。人はものごとを「●●のようなものだ」という形で理解するのですが、この●●を介在させてわかりやすく伝えていく手法のことです。

今回の、データを使って宇宙飛行士が宇宙に着陸したストーリーのCMは、ウイングアーク1stにとって「ウイングアーク1stとデータを活用すればまだ見ぬうち手が見えてくる」といったメッセージを伝えるためのメタファーです。

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頭を飛ばせよう

先ほどから何度か言っている「頭を飛ばす」というワードですが、これすごく重要なんですね。具体的なことを、そこからすごく遠い具体的なことから考える、ということが基本。例えば「牛乳配達」と「ITの営業」のように2つの事象は遠い存在です。一見関係がないような事象と事象をつなげることからいろいろと考えをめぐらせてみてください。

まずは普段考えていることと、遠いものとをつなげてみると何か面白い発見があるかもしれません。ぜひトライしてみてください!

以上、山形先生からのご講義でした。

何のためにデザインするのか?

クリエイティブについてプロからのレクチャーを受けた後は、ウイングアーク1stのクリエイティブチームと一緒にワークショップをスタート!

こんにちは、是友(これとも)です。

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では、早速デザインしてみましょう!

図9

…と言われても、困りますよね。
意図を知らないままでは、できない。「何のためにデザインするのか?(どんな人に、何を、なぜ、いつどこで伝えたいのか)」がどんなときにも必要不可欠です。
また、デザインには守るべきルールや手順がありますが、何をどこにおくのかという絶対的な正解はありません。あくまで手法としてデザインルールや手順を使い、目的にふさわしいデザインは何か?を追求することがデザインすることであり、デザインの面白さです!

ここからデザインのルール・4つの原則(近接の原則、整列の原則、反復の原則、コントラストの原則)と、フォント・カラーによるイメージづくりについて勉強し…

図10

デザインを少し心得た上で、いざ!自分広告を作ります。

自分広告

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こんなかんじで、何のためにデザインするのかを整理して、30分くらいで作っていただいた「自分広告」を一部ご紹介!

これはインパクト大!非常に記憶に残るデザインでした。見る人の記憶に残したいという目的設定であれば、大正解ですね。

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短時間での講義とワークショップでしたが、学生の皆さんの個性豊かな自分広告が出来上がりました。
今回の講義を通して、単にステキなデザインでは無く、目的をしっかりと理解した上でデザインすることが、意味のある・効果のあるデザインにつながることを、学生の皆さんに伝わっていれば良いと思います。

【番外編】
人事の高柳さんと南さん、「これ私たちが学生のときにききたかったですよ!」とクリエイティブに魅了されきった様子でエンジョイされていました!(視線の先にカメラがあり、ビデオ会議でみなさんとつながっている状況)

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後編では、このインターンシップの企画者たちの想いやインターンシップ生が何を学びえたのかについてお届け予定です。お楽しみに!

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