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リモートワーク時代のコミュニケーション 在宅でも感じられる会社との「つながり」のために

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、リモートワークを行っているウイングアーク1st。6月以降もリモートワークを基本とすることが決定しました。

○今後の新型コロナウイルスに対する当社の対応について
https://www.wingarc.com/public/202005/news1268.html

こうした中では、社員同士のコミュニケーションも意識して作らなければ、どうしても減ってしまうもの。オフィスに行けば誰かがいて雑談することもできますが、そうしたものがないなか、会社やほかの社員とのつながりはどうすれば保っていけるのでしょうか。

社員のコミュニケーションに取り組んでいる、ブランドマーケティング部の宮森さんにどんな活動をおこなっているのか伺いました。

雑談と体操。毎日のZoom体操で心も晴れやか

リモートワークになってからいろんなことを試していますが、その一つが毎日12時50分から行っている「Zoom体操」です。リモートワークをしているとどうしても運動不足になりがち。昼間は、長い散歩に出られませんし、リモートワーク開始当初は2月末だったので、業務が終わってからだと外は暗いし、そのうちにジムが感染拡大防止の観点から閉鎖してしまい、意識して体を動かさないと、ほとんど動かないという日もでてきました。

また、会社に行けば、いろいろな人を見かけたり、話しかけたりできるものの、リモートワークを続けると、会議などで会える顔ぶれも固定されてきます。ふと感じたさみしさと運動不足を一緒に解消できないかと感じ、カルチャーコミッティ(ウイングアーク1stのコアバリューを社内に浸透させる活動をしているチーム)の仲間に相談したのが始まりでした。

体操を始める5分前からZoomに接続し、ちょっとした雑談の時間を楽しむようにしています。普段は会うことができない、東京以外の拠点メンバーとも会話ができるのが楽しみになっています。お子さんが参加してくれるのもほほえましくて。お子さんの声とか、体を動かして思わずあがるうめき声とかもおもしろいです。

最初はだれも来なかったらどうしようと心配していたのに、ちゃんと毎日来てくれる人もいるので、自分も楽しいし、いつまで続けるかは決めていませんが、まだしばらくは続けるつもりです。

ちなみに、最初はふつうのラジオ体操をしていたのですが、そのあと「筋肉体操」監修の谷本道哉先生が考案した「超ラジオ体操」に変え、これが機能的でなかなか好評でした。いまは人材派遣のパソナさんが配信されている5分程のエクササイズ(日替わりで、「ぽっこりお腹解消」や「肩こり解消」などいろいろなプログラムが用意されている)にしています。もし、おすすめの体操動画があったらぜひ教えてください!

ほんの10分ほどのことですが「心晴れやか」というか、心身とも健康になっています。参加されているみなさんもそうだとうれしいですね。

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▲時には役員も参加している体操の後の一コマ

雑談はムダじゃない slackの勤怠チャンネルの意外な使い方

マーケティング本部の連絡はSlackを使っており、毎日「業務開始」「終了」を勤怠チャンネルに各自投稿しています。

最初はただ「始めます」「終わります」だったのですが、ある時Kさんが「今日のタスク」として自分がその日こなした業務を書き込んだんですね。

その頃から、いろんなことを独り言みたいに書き込む人が出てきました。仕事の話というよりは、ちょっとした身の回りの話の共有で、それを読んで反応の絵文字も押されて、ちょっとしたコミュニケーションの場になっています。

たとえばMさんは毎日のお子さんの話やご近所ネタを中心に書き込んでくださっています。ほかのメンバーも「ちょっと聞いて」みたいな感じで、ひとことふたこと書き込んでくれることがあります。「トイレットペーパーが買えなかった」「送ろうか」といったような、ほんのささいな話がここでは行われています。

オフィスにいれば雑談ができますが、リモートだとそうはいかないので、意外にこんな場所でも雑談の場として機能してくるんだなという気づきがありました。ここからその人の1日が垣間見えて面白いですね。

リモートワークでの情報共有 社内メルマガ「UPDATA NEWS」の役割

リモートワーク中のコミュニケーション手段として、もうひとつ「UPDATA NEWS」の創刊があります。全社に向けた週1のメルマガで、リモートワークに関しての各部署の取り組みや、気になるトピック、オウンドメディア「データのじかん」からピックアップした記事の紹介などを掲載しています。

リモートワークが長引いてしまうなかで、会社とつながっている実感はどのようにしたら持てるのか、あるいはオフィスにいれば自然と耳に入ってくるたくさんの情報がなくなってしまうと、どうなってしまうのか……。そのことが心配でした。雰囲気から得ていた情報も多かったことを実感しています。

リモートワークでは、自分が情報を取りにいかなくては、得られるものが限られてしまいます。このnoteでのリモートワーク特集の発信のために、いろいろな部署のみなさんにインタビューをしているんですが、はじめて知ることも多いです。それぞれの立場での想いなどを聞き、こんな時だからこそ社内のみなさんに伝えたいと強く思っています。
いろんな部署の顔が見え、掲載した記事から知見を得たり、実際に使ってみたりしてもらえたらうれしいですし、リモートワークが終わっても、必要とされるものになれるよう、ファンを増やすのもひとつの使命だと思っています。

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▲これまでのUPDATA NEWS。創刊号(右下)はシンプルなバナーでスタートしたが、今では毎週バナー(上段)をかえて配信している

オフィスにいなくても会社と社員が「つながる」ために

リモートワークの開始以前にも、社内コミュニケーションや情報共有、会社や社員同士のつながりのために、インナーブランディング担当としてできる事について考えていたのですが、なんとなく方向性がぼんやりとしていたところがありました。

自分自身の話になりますが「楽しく仕事をする」ということが人生の中心にあります。仕事が楽しければ成果のクオリティも上がるし、会社に貢献したいという気持ちも強く持てます。リモートワークという環境下で、あらためて、心地よい、楽しい環境づくりの必要性と、そのためには「つながり」が大切だと実感することができました。

今後、働き方のスタイルが変わって、究極的にはオフィスにいなくてもいいという状況ができつつあると思います。だからこそ、会社と社員のつながりがますます大切になってくるでしょう。そうなった時に、つながる場として、Zoom体操のようなちょっとした集まりだったり、勤怠チャンネルのたわいもない雑談だったり、あるいは「UPDATA NEWS」のような情報発信が有効だと考えています。

5月からは、カルチャーコミッティ企画で、週替わりで役員が順番にトークするモーニングセッションをスタートしました。これからも、自分たちがハブとしての役割を果たしつつ、ウイングアーク1stらしい情報共有やつながりの方法を模索し、社内のカルチャーを内外に発信していきたいですね。

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▲モーニングセッションの一コマ。
この週の担当は、社長の田中潤さん(左)と進行は営業の野口さん(右)


リモートワークで仕事に集中していても、はっと気がつくと1人……。「仕事はこれでいいんだろうか」「会社のほかの人たちはどうしているんだろうか」と心配になることも多いでしょう。自分たちがちゃんと会社とつながっていることを知らせてくれるさまざまな取り組み。日々更新され続けるウイングアーク1stの社内コミュニケーションが、カジュアルでありつつ包容力を持ったものにするために、宮森さんたちは日々奮闘しています。

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