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グローバル事業の今を支えるひとたち

人も企業も歴史あり。ウイングアーク1stは、2024年3月に創業20周年を迎えました。創業の5年後からは、海外展開もスタート。今回はグローバル進出20周年まであと5年となった今、グローバル事業の現在と未来についてグローバル事業部副事業部長の野口さん、KevinさんとRamさんにお話しいただきました。



製品の海外進出実現に不可欠なグローバル人材


 
―自己紹介をお願いします。
野口
:2007年に入社後から長年、グローバル事業や海外拠点の立ち上げなどを担ってきました。途中、営業本部に異動し、2024年にまたグローバル事業部に戻ってきました。

グローバル事業部 副事業部長 野口

Kevin:アメリカのカリフォルニア出身で、日本には約16年住んでいます。 2023年2月に入社し、マニュアルや製品内の言語を日本語から英語に翻訳したり、他言語の翻訳プロジェクトの進行管理を担当したりするローカライゼーションを担当しています。

グローバル事業部 グローバルオペレーション部 Kevin

Ram:インド出身で、来日して約6年になります。昨年入社してからは、弊社の知見や経験、先進的なデータ技術を活用して、自社ビジネスの拡大を目指すシンガポールの有望なテクノロジースタートアップ企業のデータ利活用技術を開発、強化することを目的とした「アクセラレータープログラム」を担当しています。

グローバル事業部 グローバルオペレーション部 Ram

―日本語も英語も堪能なKevinさんとRamさんには、日本で働く上で数多くの選択肢があったかと思いますが、なぜウイングアーク1stに入社されたのでしょうか。
 
Kevin
:日本語から英語への翻訳やローカライゼーション業務のキャリアがありましたので、それらの経験を生かせそうだということと、ウイングアーク1stの英語版製品はまだまだ改善の余地がある、もっと磨いていけると感じたため、やりがいのある仕事ができるのではないかと思ったからです。また、IT活用により効率的に働いていけそうだということも魅力でした。
 
Ram:他の日本企業では主にグローバルプロジェクトマネージャー職に従事していたのですが、ウイングアーク1stではさらに仕事の幅を広げられそうだと感じたからです。データ活用の会社だからこそ、テクニカルな知識やスキルも身につくと思いましたし、前職とは異なり英語だけでなく日本語を使って日本人とも仕事ができることも魅力でした。
 
―KevinさんやRamさんのようなグローバル人材の採用を強化している背景はどのようなところにあるのでしょうか。
 
野口
:ミドルウェアの分野において「日本発、世界へ」を実現できている製品は多くありません。そんな中、弊社製品は日本で築き上げてきたビジネス基盤や信頼がうまく機能し、日本での導入実績がある日系企業の海外拠点において導入していただけるケースが多く、国外でも約800社のお客様に弊社の製品を活用いただけるまでに至っています。今後さらにスケールさせるためには、日系企業だけでなく海外の現地企業にも積極的にアプローチしていく必要があり、高度なローカライゼーションが必要になってきます。そこで重要な役割を担うのが、KevinさんやRamさんのような優秀なグローバル人材なのです。
 
―ウイングアーク1stのグローバル事業は15年目ですね。ここまでの道のりと拠点について教えてください。
 
野口
:2009年、上海での現地法人の設立を皮切りに、2011年は大連に、2014年はシンガポールに、2017年にはオーストラリアに拠点を設立しました。さらに、タイにもブランチを構えています。お客様の多くが日系企業であっても、製品を使うのは現地のスタッフの方々です。中国やタイでは現地の言葉でサポートしてほしいというニーズがあり、弊社の現地スタッフが現地の言葉でサポートできていますし、シンガポールなど英語が公用語の国ではRamさんらのチームがカスタマーサクセスとしてしっかりとサポートしてくれていることが、難しいといわれる海外進出を支えてくれていますね。Kevinさんらの高度な翻訳、ローカライゼーションも同様です。
 

多彩なモチベーションと仕事へのこだわり


 
―Ramさん、Kevinさんは日々の業務においてどのようなことにモチベーションを感じていますか。
Ram
:シンガポールのアクセレータープログラムにおいてスタートアップ企業をサポートする中で、ヘルスケア、製造……とさまざまな業界の可能性や技術に触れることができて、刺激を感じています。また、展示会にグローバル事業部のスタッフとして参加して、グローバル化を目指したい企業の担当者と直接コミュニケーションをとることができることも、日々のモチベーションにつながっています。業務外では、社内の“部活動”のような形で「英語会話部」をKevinさんと一緒に立ち上げました。これからいろいろなイベントなどを企画して活動していくことも楽しみにしています。
 
Kevin:弊社の製品を海外のユーザーが使用するときに、日本の会社の製品だと気づかないほど高度なローカライゼーションをしていくことが私の夢あり、モチベーションです。そのために、翻訳の細かなニュアンスにもこだわっています。たとえばアンケート作業状況の画面において、日本語で「作業者」と表記してある箇所。英語に訳すと「Worker」、「User」、「Operator」といった選択肢が考えられます。今回の場合は“データを入力する役割の人”という意味合いの「作業者」であったので、そういったときに汎用的に使われる一般用語として「User」を選びました。このように、どう訳したら最も伝わりやすいか、ネイティブにとって自然か、ということをひとつひとつの単語において丁寧に検討していますし、製品UIが変更されたら改めて翻訳を検討し直しています。

グローバル進出20周年に向けて、現地企業へのアプローチを加速


 
―最後に、これからのグローバル事業部としての展望を教えてください。
野口
:14年前に私がつくった「海外進出計画」と題した資料がまだ手元にありますが、ここに弊社が海外進出する理由として書いている「日本国内市場成長率を超えた高い目標へのチャレンジ」や「世界に存在する巨大市場」といったことは、今でもあまり変わらないなと思っています。現在はグローバルにおいて日系企業の売り上げが大半を占めていますが、アジア地域を中心に現地企業の売り上げも増えていっています。5年後は、弊社がグローバルに進出して20年になります。その節目の5年でアジア以外の地域も含めた現地企業にどう打ってでることができるのかという大きなチャレンジを行っていきたいと考えています。究極の目標は「世界をどう笑顔にするのか」。私たちの製品が日本企業のためだけのツールではない、世界のさまざまな企業で役立つツールとして活用されている日を目標に、グローバルチームみんなで頑張っていきたいです。

ー野口さん、Kevinさん、Ramさんありがとうございました!
 
 


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