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デザインへの情熱が生んだ「ゆみさんのデザインテクニックちゃんねる」運営の裏側に迫る!

MotionBoardといえば、国産BIツールとして高い評価を得ているウイングアーク1stを代表する製品であり、データを集約し、可視化するという機能性に秀でたツールです。「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2020-2021」
データ分析・利活用支援ソフト/サービス部門で1位
をいただいています!

このMotionBoardをもっと上手に使いこなすためのTipsをユーザーに向けて提供したい、もっと言うと自分が長い時間をかけて編み出したMotionBoard上でうまくデザインするコツをできるだけ多くの人に伝えたい、というある一人の社員の熱い気持ちが生み出したオススメのYouTubeチャンネルがあります。それが「ゆみさんのデザインテクニックちゃんねる(以下、ゆみちゃんねる) 」なのですが、みなさんご存知でしょうか?

実はこれ、ウイングアーク1stの社員渡部佑美さんがすべて一人で制作・運営している YouTube チャンネルなのです。いったいどんな気持ちでこの軽いとはいえないボリュームの任務を一人で担っているのか、そこにはどんな狙いや気持ちがあるのか、今回は渡部さんに直接伺ってみました!

さっそくですが「ゆみちゃんねる」を始めたきっかけを教えてください。

私はもともと営業事務の仕事をしていたので、MotionBoardにさほど詳しいわけではありませんでしたが、テクニカルセールス部への配属をきっかけにMotionBoardを使う機会が増えました。BIツールというもの自体が初めてだったので、たとえばどういうグラフが使いやすいのか、という感覚も当時はありませんでした。

どういうグラフがあるのかはマニュアルを見ればわかるのですが、「今私が見ている情報を扱うにはどういうグラフが使いやすいのか」、また「どうすれば見やすいグラフを作ることができるのか」というのがいつも悩みどころでした。ところがインターネットで検索しても自分が求めている情報にたどり着けません。なかなか効率的に勉強することができなかったので「私はMotionBoardでデザインができる」、と自信を持って言えるレベルに達するまで3年もかかってしまいました。「同じ気持ちで同じような情報を探しているユーザーが必ずいるはず」、「私が学んで得てきた知識をそんな人たちと共有したい」、と思ったのがゆみちゃんねるを始めたきっかけでした。

なぜYouTubeで動画を発信しようと思い立ったのですか? 

文章でも同じ情報は伝えられるので、最初はブログでもよいかと思っていました。ですが、動画で1分くらいの情報を文章にすると文字数と画像数が膨大になる、ということがわかり、実際の作業画面を見せる場合、一度に伝えることができる情報量が圧倒的に多い動画が最も便利で効率的な方法なのではないかと思うようになりました。

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それに動画の場合、どこにカーソルをもっていき、何をクリックするのか作業画面を見てもらいながら説明でき、便利なんですよね。動画という方法を選択して良かったと思っています。

YouTubeの動画を制作するのにどれくらいかかりますか?

完成した動画は、どれも5分程度の動画なので、すぐ作れそうだと思うかも知れませんが、1つの動画あたり4営業日かかっています。実はこの YouTube チャンネルを立ち上げるまで、動画を作った経験がありませんでした。

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更新頻度は、月に1本は公開しようと心がけています。動画制作のステップとしては、まず何をどう伝えるのかをまとめて構成を考えて、それを5分以内の動画に落とし込んでいく、という作業が必要なんです。もう少し頻度を上げたい気持ちもあるのですが、 今のペースだと月に1、2本が限界なので、もっと早く作る方法を模索しています。

デザインの勉強はどのようにされましたか?

デザインの基礎はインターネットで学びました。私は本で学ぶよりインターネット派です。検索して見つけた情報の中から、気になるものを書き出して学んでいきました。そもそもどんなデザインがわかりやすいのか、というのがわからないところからのスタートなので、検索エンジン上で「わかりにくいグラフ」等を検索して、なぜそのデザインがわかりにくいのかを学んでいきました。そして、それらのグラフをどうすればわかりやすくできるのか、というのを1つずつ考え勉強しました。

いくつもデザインを見ていくと「決まったパターン」が見えてきて、調べていくうちにデザインの裏には確固たる理論がある、ということを学びました。ただ、なぜこの情報に対してこの形の見せ方がいいのか、というのは自分で掘り下げて調べる必要があるので、そこに結構苦労しました。

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※ゆみちゃんねる「モバイル用の画面の作り方‼モバイルデザインをMotionBoardで作ってみた(レイアウトモード編)【MotionBoard】より

社内からの反響はありましたか?

社内の活動自慢大会で「YouTubeで動画を作って公開しています」という発表をしたことがあります。その際に「自分もユーザー向けの動画コンテンツを作成したいと思っていた」という人が実は結構いて、「やりたいけど、難しそう」、「何から始めたら良いかわからない」と、多くの問い合わせがきました。私も動画編集は独学なのでそんなに凝ったことはできないのですが、他の人たちが動画制作に踏み出すよいキッカケにはなったかと思っています。

今後の「ゆみちゃんねる」の展望について教えてください。

いつか生配信をしてみたいと思っています。実際に作業している部分を編集でカットしてしまうことが多いので、生配信でそういったシーンまで見せられたら、実際にある画面を作るときに私がどんな操作をしているのかも全部見せられますし、どんなことに気を配りながら作業しているのかも同時に説明できます。それに加えて、視聴者とリアルタイムでやりとりができたらなお面白いかなと考えています。ユーザーのリアルな悩みを直接ヒアリングできる機会にもなりますし、そこから新たな動画のネタもできるのではないかと思っています。

最後にMotionBoardへの熱い思いをお願いします。

自社製品の良さを知るって大事ですよね。MotionBoardは、守備範囲の広さを持ちあわせ、一見無理そうな表現でも別の角度から考えることで実現できた、ということもある製品です。そんな成功体験や実際に使い続けることでわかってくる製品の奥深さを、より多くの人と共有したいと思ってYouTubeチャンネルを続けています。1人でも多くの人にMotionBoardを好きになってもらいたいです。

まとめ

未経験だった動画編集を学び、 YouTube チャンネルを立ち上げ、さらには社内におけるコンテンツの動画化の流れまで作ってしまったという行動力かつ影響力を持った渡部さん。「MotionBoardが好き!」という彼女の熱い想いは投稿された動画のひとつひとつから確実に感じ取ることができます。そしてMotionBoardユーザーの方であれば彼女が共有してくれているTipsの有益さが身にしみて理解できるのではないでしょうか。

前回インタビューした「カレーボード」の池永さんの行き過ぎた愛情も興味深いものがありましたが、今回の渡部さんも別の角度で行き過ぎていて味わい深いものを感じました。

今後の「ゆみちゃんねる」の発展にも期待したいと思います。まだ動画を見たことがない方はぜひポチッと再生してみてください。まだ動画を見たことがない方はぜひポチッと再生してみてください。渡部さんの思いが画面を通じて伝わってくること請け合いです!

「ゆみちゃんねる」の新しい投稿お待ちしております! 今回はありがとうございました!


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