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ミスター愛社精神 丹波さんが所属するCFO室とは一体どんなところなのか?

体当たり取材シリーズもはや3回目となりました。今回ご紹介するのはウイングアーク1stの社員の中でも抜群の愛社精神を誇る丹波勇良さんがマネージャーを務めるCFO室経営管理グループについて話を聞かせてもらいました。

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丹波さんは2009年04月に新卒でウイングアーク1stに入社。なんとwevoxサーベイのエンゲージメントアセスメントが95点、と愛社精神が国際スポーツの一種だったら日本代表を狙えるくらいウイングアーク1stという会社を愛してやまない名物社員の1人です。

CFO室の機能はIRとデータサイエンス、経営管理

田川: CFO室とは何をする部署なのでしょうか?

丹波:CFO室は文字通りCFOである藤本さんの直轄部署で、Corporate Intelligenceグループと経営管理グループという2つのグループがあります。CFO室の機能はIR(インベスター・リレーションズ)とデータサイエンス、経営管理の3つに分かれていて、私は経営管理グループのマネージャーをやっています。

データサイエンスとIRが横並びであることを不思議に思うかも知れませんが、IRは正確なデータを投資家に開示する、という重要な任務を背負っているので、データを集計したり、分析したりを行うデータサイエンスと実はやっていることは似ていたりします。

それぞれの役割として、IRチームは市場や株主と適切なコミュニケーションを行うこと、データサイエンスチームは自社の状況を正しく理解し、正確な情報を提供すること、経営管理グループは企業としての成長機会やリスクを明らかにすること、となっています。

コストサイド、つまり費用面を見る人たちとトップラインを見る人たちが分かれていて、私のチームはトップラインを見る方の役割を担っています。つまりどうやったら売上が上がるのかを考えるチームです。

(注釈:トップラインとは損益計算書の一番上に表記される項目で、売上高のこと)

田川: 経営管理グループはいつからあるのですか?

丹波: 流れで言うと去年まであった経営管理部がCFO室に合併した感じです。機能としては3年くらい前からあって少しずつ形を変え今に至ります。私はこの3月からジョインしました。

以前は、現在営業の統括オペレーション責任者とData Empowerment事業部を兼任している村山淳さんが経営管理部の部長でした。村山さんが異動になり、代わりに私に白羽の矢が立った、という感じです。

元々、私はクラウドの営業を担当していました。ありがたいことに声をかけていただいてこちらにやってきました。一つずつの案件を追うというよりももっと会社単位のことを考える、という役割になるので、今後何をするにしても良い経験になるだろうと思い、受けることにしました。

田川: 経営管理グループにはどんな人がいるのでしょうか?

丹波: 私、三宅さん、定者さんの3人で、それぞれが専門性を活かしてやっています。三宅さんは元々ベンチャーの管理本部長だったので、M&Aや外部環境分析を得意としています。定者さんはメーカーのアナリスト的なことをやっていたのでデータ分析・アナリストスキルが高いです。

異例のジョブチェンジ:クラウドの営業から経営管理グループへ

田川:最初に異動の話を聞いたときはどう思いましたか?

丹波: 素直に面白そうだなと思いました。去年の3月に大阪から東京に戻ってきて、1年しかクラウドの営業をやっていなかったので、中途半端な部署異動はあまりする気はなくて、ちょっと変わるくらいならもう1年2年くらいは そのままクラウドの営業をやる気でいました。1月くらいに打診があったんですが、転職するくらいの勢いのジョブチェンジだったので、こんな機会はなかなかないのでは、と思い、名残惜しくも決断しました。

田川:実際に業務が始まってみてどうですか?

丹波: 一番違うのは、営業には数字(売上)という明確な目標があり、それに対してどう日々の業務を行っていくか、なんですが、経営管理部の仕事はそういう類の仕事ではないので、何を目指してどういうことをやっていけばいいのか、ということを考えるところからスタート、というところですかね。なので、仕事の性質として全然違いますよね。

田川:具体的な業務はどのようなことをしているのでしょうか?誰から指示があるのですか?

丹波: 指示を待つという感じではないですね。経営管理グループのビジョンとして掲げているのは「社内外の情報から経営課題を迅速に特定し、解決に向けた打ち手を遂行することで事業成長に貢献する」です。じゃあ、どういう風に、ということになるのですが、大きく分けて2つあって、1つは「事業トップラインを上げるための施策立案とアクション遂行」というまさに経営企画な部分、もう1つは、「経営の質を上げる良質なインプット提供とオペレーションマネジメント」という経営補佐的な部分となっています。

具体的な業務で言うと、例えば、経営補佐的な部分では、経営会議、執行役員会や事業戦略コミッティ、投融資委員会など経営層が関わる会議体の運営をしています。

あとは主にトップラインの方のモニタリングですね。見込みを各部門から収集して予算に対する達成状況をモニタリングしたり、あとは非定型というか正解も終わりもないみたいなところなんですけど、売上を色々分析して課題を洗い出したりとか、社内のいろんな組織のKPIがちゃんと連携しているのかどうかを確認したり、組織的な課題がどこにあるのかを考えたり、その仮説を藤本さんやその他の経営層の人たちに向けて提案し、議論したりなども行っています。

これから始まる業務で言うと中期経営計画を策定していく、というタスクがあります。

コラボレーションを大事にしたい

田川: なぜ経営管理グループは必要なのでしょうか?

丹波:経営管理グループのアクションテーマとして大きく「マネジメントサポート」「見込管理・モニタリング」「課題把握」「成長戦略」「コラボレーション」とあるのですが、個人的にはコラボレーションの部分を大事にしています。具体的には他部門のプランニングの支援や、競合・マーケット調査、部門横断プロジェクトの事務局などです。

例えば、調査やデータ分析をしている人たちが社内には多くいるのですが、その人たちをつなげるネットワークをまず作ろうと考え、「社内のデータ分析に携わる人々」というチャンネルをSlack上に作りました。(笑)このぐらいわかりやすいチャンネル名にしないと機能しないかと思ってこんな名前になったのですが、このチャンネルには事業部の人やプロダクトマーケの人、経営管理の人など色んな人がいます。その人たちがバラバラにデータ分析をしているのはもったいないので、連携をまず強固なものにしようとしていて、同じようなプランニング業務をしている人たちのサポート業務を積極的にやろうとしています。

なので、情報収集という名目を掲げて呼ばれていない会議にも頻繁に顔を出しています。(笑)

「憧れインフルエンサー」的なポジションを目指したい

田川: 最もチャレンジングだと思っている側面はどんなところですか?

丹波: 経営管理グループは影の存在っぽいイメージがどうしてもあるので、そのイメージを変えたい、というのが一つチャレンジとしてあります。いろんな人たちに自分たちの存在を知って理解してもらいたいし、必要な時には頼ってもらいたいです。「会いに行ける経営企画」あるいは「あなたの側に経営企画」、「憧れインフルエンサー」的なポジションを目指したいと思っています。

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丹波:経営層から言われたことをやるだけではなくて、自分で色々課題を見つけ、経営層に「その視点はなかった!」と思ってもらいたいですね。
経営企画はエースが集まる部門という印象が会社によってはあるそうなので、そういうブランディングは是非ともしていきたいです。私はこの会社が大好きなので、もっともっと強い会社に成長していく過程に貢献したいですね。

取材後期:

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新卒で入社以来、ウイングアーク1stと共に成長してきたことをこんなにも誇りに思っている人が経営企画、という機能性を担っているというのは正に適材適所だという印象を強く受けました。ウイングアーク1stには何かをやりたい、と言い出した人を基本止めないでイニシアチブを持たせてくれる、という風土があるので、「自分が成長できて会社のためになり、かつ楽しい」という提案を自ら数多くして成長してきた丹波さんらしいお話が今回は聞けたかと思います。

丹波さんはカルチャーコミッティーの主要メンバーとしても活躍していますが、カルチャーコミッティーには丹波(たんば)さんと総務部の丹羽(にわ)さんが居て、どちらの漢字も「たんば」でも「にわ」でも変換されて出てきてしまうので、社員の皆様におかれましてはくれぐれもご注意くださいませ。

次回の「体当たり取材シリーズ:となりは何をする部署ぞ!?」には札幌オフィスのソフトウェアプロセス&品質改善部 DEQIグループ が登場しますのでみなさまお楽しみに!

(データのじかん編集部 田川)

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